生後、七日目の夜に、赤ちゃんのすこやかな成長を願って行なうのが「お七夜」です。
七日目の赤ちゃんが「無事に元気に成長していますよ。」とみんなに報告し、この日に赤ちゃんの名前のお披露目「命名式」をするのがお七夜では一般的です。
お七夜は、生後7日目に行うということで、赤ちゃんが病院から退院してくる日の場合もあります。
出産し退院したばかりのお母さんも、肉体的、精神的に余裕がありませんから料理などを作ることができる状態ではありません。
お七夜お祝いの主催はお料理等全て、旦那さんやお姑様が手配をして差し上げるのが良いと思います。
お母さんは体を休めているのが一番です。
また、退院したばかりの新生児をたくさんの人にさらすのは考えものです。
隣の部屋などで寝顔を覗く程度にするほうが良いでしょう。
母方の実家などで出産し、その地域の風習として親族やご近所の人を招いて
お七夜の宴を張らなければならないという場合でも、出産後のお母さんは少しだけ宴に顔を出したら、
別室に下がって休んでも失礼になりません。
法律的には出生後14日以内に役所に出生届けを出せばいいので、それまでに赤ちゃんの名前を決めればいいわけですが、命名書などに赤ちゃんの名前と生年月日を書いて神棚や床の間などに飾る風習が今でも根強く続いてます。
神棚には赤飯とお神酒を一緒に添えて赤ちゃんの無事を報告しましょう。
最近では命名書もネットでダウンロードすることも出来て、代筆や印刷で見栄えを綺麗にすることも出来ますが、やはり下手でも良いのでお母さんかお父さんの直筆が一番なのではないでしょうか?
命名書は床上げが過ぎるまで、あるいは出生届を提出するまで飾っておくのが一般的です。その後は末永く保管しておきましょう。お子様が大きくなった時に写真と一緒に見せてあげて下さい。とても感動的です。
お七夜は赤飯や尾頭付きの鯛などの料理でお祝いします。
出産で疲れたお母さんの体力回復のために好きなものや、食べやすくておめでたい料理でお祝するご家庭も増えているようです。お母さんへの「本当にお疲れ様。」という感謝の気持ちの意味で。
それとやはり皆さん赤ちゃんに会いたくてお食事に集まるのです。
お七夜のお祝いには普通、両家の両親や兄弟姉妹を招待してお祝いしますが、どなたかに名付け親になっていただいた場合にはその方も御招待するのがマナーです。
その時に命名していただいた御礼をお渡しましょう。のし袋の表書きは「命名御礼」です。
また盛大にたくさんの人を招待してお七夜をする場合は、生後7日目にこだわらずお母さんや赤ちゃんの体調を考えて少しお七夜の先延ばしにするなどの気遣いも必要です。
その場合は予め「○日にお七夜をしますのでお越し下さい」と一言挨拶しておけば大丈夫です。
お七夜は素敵な伝統です。本当に大切なのは体裁などではなく
「君が生まれて、僕達は本当に幸せ一杯だったんだ。」という皆様の祝福と願いの気持ちと思い出を皆様で共有することではないでしょうか?
そして是非将来聞かせてあげてください。「君」のおかげで皆が祝福に包まれたひと時を。。。
赤ちゃんが生まれた時はまわりの皆全て祝福に包まれます。
赤ちゃんを囲んで素敵なお祝して下さい。
お七夜の時期はお母さんの授乳間隔もまだまだ頻繁で、自分のご飯を食べる時間を見つけるのも大変な時です。まわりもあまりせわしなくはせずにお七夜用の仕出し料理を頼むのが一般的です。
その折には是非、仕出し潮招の料理をご利用下さいませ。